現代でのライターの役割について~叶内一彰~

変わりゆくライターという職業

少し前まで(2010年頃まで)は、ライターとは新聞記者や編集者そして一定以上の経験を積んだ後に、
独立して、個人で仕事を引き受けるときにはじめてライターと名乗るものであって、
当時は、未経験の人がなりたいからといっていきなりなれる職種ではなかった。
主要となるマスコミの一翼を担う新聞社や出版社は、当時から採用枠は少ないものでした。
内定を勝ち取る学生たちは、就職試験対策として「マスコミ就職塾」というようなセミナーに参加したり、
2.3年生の頃からすでに、文章を書く特訓を積んで、論作文対策を行なったりと、
大学生のころからずっと自分の言葉で書くことを日常としてしている人たちがほとんどで、厳しい道の一つとされていた。
厳しい細い道を通過し、企業に就職できたとしても、先輩記者や編集者、校正校閲部からの日々のだめだしや赤入れをされて、
さらに文章能力を磨いていきます。文章能力だけを学ぶのではなく、読者に伝わりやすくするための切り口や視点を意識したり、
読み物として成立させる技術や、企画提案はもちろん取材対象とのやり取りやヒアリング技術を学びます。

webメディアによライターの役割

これまでは、お金を払わなければ手に入れることが出来なかったニュースや貴重な情報も、
インターネットを通じで無料で手に入るようになり、人は情報にあまりお金を出さなくなりました。
また、ブログやSNSも普及したことで、誰でも情報を発信する側になれるようになった。
それから、個人だけでなくwebメディアを立ち上げる会社が続出し、ライターではない素人の社員が記事を書くようになり、
中には、誤字脱字や文章校正がなりたっていないメディアも多くあった。
これによって、クラウドソージングを利用しライターと発注者をマッチングする仕組みが多いに活用され、
首都圏にいなくても、いつでもどこでも全国に存在する多くのライターが納品できる体制が整った。
それにより、狭き道のライターの活躍の場が一気に広がった。
その一方で、しっかりと経験を積んだ実績のあるライターと駆け出しのライターとの区別がつかなくなり、境界線が曖昧となった。

ライターとして活躍するための方法

ライターで大切なのは文章能力ではなく、文章校正能力です。
この、文章校正能力を高める方法が、ロジカルシンキングをしっかり学んで実践する事。
ロジカルシンキングとは「論理的思考」のことを言います。
主張とそれに紐づく根拠が明白で、一読で理解できることと言えます。
未熟なライターだと、校正のミスや発注側からの私的指摘を受け入れない等の事が多くあります。
ロジカルシンキングが出来ないライターは、発注側からするとかなり手のかかるライターとなりリピートはなくなるでしょう。
リピートされるライターになるには、誰もが一読で理解できる文章を書くことが重要です。
作家とは違うので、個性的な文章を書く必要はなく、論理的思考で、それを伝えるための表現力が必要です。
もちろん、個性的な文章も書ければ幅は広がりますが。

  • 最終更新:2018-03-19 18:32:53

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